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かがみの孤城でアキが学校に行けない理由は？父親がいない経緯も！

『かがみの孤城』は、2018年本屋大賞受賞作である辻村深月のベストセラー小説を、2022年に原恵一監督がアニメ化した作品です。

今回注目したのは、学校での居場所をなくしめ閉じこもっていた中学生のこころが、鏡の中にある世界に飛び込み、孤城と呼ばれる城の中で出会ったアキ。

アキが学校に行けない理由は何だったのか、アキの正体もおさらいしておきたいところ。

そこでこちらの記事では、アキが学校に行けない理由、正体、担当声優など、アキについてまとめました！

 

かがみの孤城でアキが学校に行けない理由は？

物語の鍵を握るアキが学校に行けない理由は、

  • 部活で浮いてしまった
  • 複雑な家庭環境が影響

と、家族や部活、学校生活に関する壮絶な過去が関係しています。

『かがみの孤城』には主人公のこころをはじめ、何らかの原因で不登校になった子どもたちが登場します。

アキこと井上晶子もその一人。

15歳の中学三年生でバレーボール部に所属。

性格は活発で少し不良っぽいところもあり、不登校になるような印象は受けません。

しかし物語が進むにつれ彼女の抱える悩みと謎が明かされ学校に行けない理由が分かってきます。

これらについて詳しく解説していきますね！

 

部活で浮いてしまった

アキはバレーボール部で後輩に厳しく指導しすぎて試合をボイコットされてしまいます。

その責任を一人で取らされたことで部活に居場所がなくなってしまいました。

運動が得意なアキにとって、バレー部には友達も多く楽しい居場所でした。

真剣に部活に取り組んでいたので、後輩たちのいい加減な態度や上手くできない姿を見るとイライラ。

そしてミスした後輩1人ずつ呼び出し上級生で囲んで反省会をするなど、厳しい指導を行っていました。

アキも先輩に同じことをされて上達していったので、それが正しい指導だと思っていたようです。

ところが後輩が指導に対する抗議で試合をボイコット。

その原因をアキ一人に押し付けられ、後輩をいじめていた人として、部活で浮いた存在になってしまいました。

結局アキは部活を辞め、学校内でもいじめっ子という目で見られるようになったことで学校に行けなくなりました。

 

複雑な家庭環境が影響

アキは二番目の父親から性的虐待を受けるなど複雑な家庭環境で育ったことがトラウマとなり、学校にも家庭にも居場所を無くしてしまいます。

アキは小さい頃に両親が離婚。

元々仲の良い夫婦では無く、母親である舞子はアキに父親への愚痴をぶつけていました。

それから舞子は再婚しアキは義父と暮らし始めますが、義父はアキに性的暴行を行うようになります。

母親は留守にしがちで、助けを求められないアキは、義父がいる間はクローゼットに隠れるようになりました。

唯一の心の支えだったおばあちゃんも亡くなってしまい、アキはますます孤独に。

複雑な家庭環境で家にも自分の居場所がなくなってしまったことも、アキが学校に行けなくなってしまった理由の1つのようです。

 

かがみの孤城アキの正体は？

本作の重要人物のひとりにフリースクール「心の教室」の喜多嶋晶子先生。

アキはその先生の中学生だった時の姿だったということがエピローグで明かされます。

先生は『心の教室』を通じて不登校の子どもたちを支えており、孤城の世界に来た一部の子どもたちとも交流がありました。

晶子先生に会っていたのはこころ、マサムネ、フウカ、ウレシノの4人。

アキとスバルは「心の教室」を知りませんでした。

こころ、マサムネ、フウカ、ウレシノは自分が知っている先生の年齢が他の子と違っていることに気が付きます。

それをきっかけにして、孤城の世界の人たちは違う時代に生きている子どもたちが集まっていると確信。

アキが先生を知らなかった理由は、孤城の世界から出た後、「心の教室」の晶子先生になったからということがエピローグで明かされます。

孤城の世界で自分が抱える孤独を仲間たちに助けてもらったアキが、将来先生となって『心の教室』を訪れるこころやマサムネたちを助ける先生になるというのはとても感動するエピソードですね！

生徒の1人、スバルが学校に行けなくなった理由はこちらでご紹介しています↓

かがみの孤城でスバルが学校に行けない理由はなぜ？

 

留年した経緯

不登校になったアキは中学校をそのまま卒業せず、もう一度ちゃんと勉強して自分の進路を見つけるために留年を選びます。

留年を決意したアキにとって、大きなきっかけになったのが鮫島先生との出会いでした。

おばあちゃんの葬式で、おばあちゃんの友人だった鮫島先生と出会います。

鮫島先生は、生前おばあちゃんからアキの面倒をみてもらうように頼まれていたとアキに告げます。

鮫島先生は勉強についていけず不登校になった子供たちに安い月謝で勉強を教える塾にアキを誘います。

そしてアキがもう一度勉強をしたうえで、自分の進路を決められるようにアキの留年を中学校に認めてもらえるよう働きかけます。

アキはその後、大学進学し、鮫島先生が立ち上げたフリースクール『心の教室』を手伝うようになります。

 

アキ役の声優は誰？

映画でアキ役を演じたのは吉柳咲良さんです。

プロフィールはこちら

  • 名前：吉柳咲良
  • 生年月日：2004年4月22日
  • 出身地：栃木県
  • 血液型：B型
  • 芸能界入りのきっかけ：『第41回 ホリプロタレントスカウトキャラバンPURE GIRL2016』でグランプリを受賞
  • 代表作：ミュージカル『ピーターパン』10代目ピーターパン(2017年)

なおアキの将来の姿である喜多嶋先生を演じたのは宮崎あおいさんでした。

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まとめ

今回は『かがみの孤城』に登場するアキが学校に行けない理由などを紹介してきました。

部活での孤立や義父からの性的虐待などで学校に行けない理由を持つアキですが、孤城の世界で同じような境遇のこころ達によって救われていきます。

その経験をもとに大人に成長したアキがフリースクールの先生として働き、同じように学校に行けないと悩む子ども達の支えになるという伏線回収がとても美しく感動しましたね！

最後までお読みいただきありがとうございました。

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