能登半島地震で大きな注目を集めている、インスタントハウスの開発者である北川啓介さん。
そんな北川啓介さんの出身中学や出身高校はどこなのでしょうか。
インスタントハウスを開発した現在の北川啓介さんのルーツは出身高校や中学にあるのかもしれないですよね。
今回は北川啓介さんの出身高校と出身中学や、インスタントハウスを開発したキッカケなどをご紹介していきます。
北川啓介の高校はどこ?
能登では、白いメレンゲのようなテントのような建物を見かけた。名古屋工業大学の北川啓介教授の開発した「インスタントハウス」でトルコの被災地でもオスマン時代のドームのようで落ち着くと好評だったという。中には断熱材が貼られている。1時間で20万円で設置可能。https://t.co/oD7Wrw5Lfu pic.twitter.com/aTKPcBprtK
— Norichika Horie (@NorichikaHorie) August 19, 2024
北川啓介さんの出身高校は、愛知県立名古屋西高等学校です。
偏差値は57と、中の上くらいのレベルの高校になります。
略称は、名古屋西高校や名西(めいせい)などがあり、数多くの著名人が卒業。
主な卒業生は
- 山尾光則さん(元J1サッカー選手)
- 早瀬雄一さん(NHKアナウンサー)
- 横井績さん(農林水産省九州農政局長)
などがいました。
自由を旨とする校風な事もあり、様々な職種で活躍している方が多い印象です。
北川啓介さんもそんな校風で、のびのびとした高校生活を送られていたのではないでしょうか。
続いては、北川啓介さんの出身中学について調べました。
北川啓介の中学はどこ?
名古屋工業大学には北川啓介教授が開発し、能登半島地震の被災地に届けた「屋内用インスタントハウス」がある pic.twitter.com/WTRdZdbNGe
— 倉方俊輔 (@KurakataA) November 30, 2024
北川啓介さんの出身中学はご本人が公表されていない為、確かな情報が見当たりませんでした。
しかし、名古屋西高校は天神山中学校と隣接しているので、天神山中学校出身の可能性も高いのかな?と思われます。
こちらの情報について、新たな情報が分かり次第追記していきます。
それでは、北川啓介さんの代名詞とも言われている、インスタントハウスを開発したキッカケをご紹介します。
北川啓介がインスタントハウスを開発したキッカケは?
名古屋工業大北川啓介教授が能登にインスタントハウス設置支援。断熱性に優れ雪も積りにくいという。奇しくも今日は3.11東日本大震災から13年
小学生「仮設住宅に何で3カ月も4カ月もかかるの。大学の先生だったら来週建ててよ」
因みに最短1時間で設置可能国は教授のプロジェクトを支援してほしい pic.twitter.com/HrT1suxuMc
— アゲハ蝶🦋🎀 (@taniguchikazuk2) March 11, 2024
北川啓介さんがインスタンスハウスを開発したキッカケは、東日本大震災での被災者(小学生)の声です。
北川啓介さんはインタビューで
- 石巻中学校の避難所を訪ねる機会があった時に小学校3年生と4年生の男の子が私にずっとついてきた
- そうしたら彼らがグラウンドの方を指さして、『あそこに仮設住宅が建つんだけれど、できるまで3カ月から6カ月かかってしまう』『大学の先生だったら来週建ててよ』って言ってきた
- 「住まいに困っている人が目の前にいるのに、何もできない。悔しさからすぐに研究を始め、9年かけてようやく実用化にこぎつけた。」
と話していました。
また、この男の子の言葉を受けた北川啓介さんは、返す言葉が出ず、悲しく悔しかったと語っています。
北川啓介さんは当時、子供の純粋な疑問に心を打たれたんでしょうね。
そこから試行錯誤を経て5年後(2016年)に、インスタントハウスが完成しました。
災害時の仮設住宅は、建てられるまでに3ヶ月~6ヶ月程掛かるのが一般的です。
長期間の避難所での生活は過酷で、健康被害や適切な医療が受けられないまま亡くなってしまう、災害関連死も起こるのが現状…。
そんな過酷な避難生活を少しでも改善する為に、インスタントハウスの開発は進められました。
インスタントハウスの特徴は
- 早く安価に作れる(屋内用は20〜30分、屋外用は2〜3時間程で値段は大きさによって110〜260万円)
- 空気の層を活用し断熱性に優れていて快適に過ごせる
- プライバシー保護され心休まる空間ができる
- 屋外用と屋内用がある
など、避難所生活でのプライバシーや衛生面が考えられています。
避難所生活では、災害の心的ストレスや避難所でのプライバシー保護がなく、心が休まらないと言われており、授乳室や着替え室、子供のおむつ替えスペースとしても利用でき、感染症に罹患した方を隔離する事もできる為、感染症拡大防止の効果もある事が実証されています。
安くて早く作れ、プライバシーも守り、少しでも安らげる空間ができるインスタントハウスはこれから更に広まると嬉しいですね。
北川啓介プロフィール
そうそう、今朝に能登半島をインスタントハウスのお届け先に向けて走っていたら、とても大きな虹が架かっていました🌈
国内外からの多くの皆様からの温かいお気持ちとここ能登半島との大きな架け橋となりますように〜✊Yes, I saw a very very big rainbow this morning as I was driving around the… pic.twitter.com/RrVJ7a4BwG
— 北川啓介 | Keisuke KITAGAWA (@_instant_house_) November 17, 2024
東日本大震災での被災した小学生の言葉で、インスタントハウスの開発を始めた北川啓介さんのプロフィールと経歴をご紹介します。
- 名前:北川啓介
- 読み方:きたがわけいすけ
- 生年月日:1974年3月26日
- 年齢:50歳
- 出身地:愛知県名古屋市
- 職業:建築家、建築学者
- 所属:名古屋工業大学大学院 北川建築研究所
経歴
- 2001年:名古屋工業大学大学院工学研究科博士課程を修了、同年4月から同大学の工学部助手に着任
- 2003年:名古屋工業大学大学院工学研究科講師に着任
- 2005年:名古屋工業大学大学院工学研究科助教授に就任
- 2007年:名古屋工業大学大学院工学研究科准教授に就任
- 2011年:東日本大震災を機にインスタントハウスの研究を始める
- 2016年:インスタントハウスの実証実験を成功させる
- 2017年:プリストン大学客員研究員
- 2018年:名古屋工業大学大学院工学研究科教授に就任
北川啓介さんは和菓子屋の長男(父親:玉一さん、母親:文子さん)として産まれ、将来は実家の和菓子屋を継ぐ為に高校時代はいろいろな地域の和菓子を食べ歩いていたそうです。
しかし、その活動の中で和菓子以外の事にも目を向ける事は重要ではないかと考えた北川啓介さんは、次第に建築関係に興味を抱きます。
高校卒業後は、名古屋工業大学に進学し工学部で建築を学ぶ事を決めた北川啓介さん。
在学中の1999年にはニューヨークの建築設計事務所にて、建築設計に従事しました。
2003年の大学助手から約20年間、国内外での建築設計や建築教育の経験を経て、知財をもとにした未来志向の建築や都市を考案、実用化した上での事業化を推進しています。
建築構造物領域のプロフェッショナルであり、インスタントハウス技術の考案者である北川啓介さん。
科学技術分野の文部科学大臣表彰など数々の賞を受賞しています。
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まとめ
先日投稿させていただいた、埼玉県危機管理防災センターにて開催した、北川啓介教授によるインスタントハウスの講演の詳細が、
7月18日(木)の埼玉新聞に掲載され、
一人でも多くの皆様にインスタントハウスを知っていただける素晴らしい機会となりました。… pic.twitter.com/hKyVPWOUMx— しぶや まみこ♦️自民党 埼玉県議会議員 (@shibuya_mamiko) July 18, 2024
今回の記事では、インスタントハウスを開発した北川啓介さんの出身中学や出身高校について調べてきました。
北川啓介さんの出身高校は名古屋西高校であり、その後同じ愛知県内の名古屋工業大学に進学している事が分かりました。
また、北川啓介さんは高校時代に実家の和菓子屋を継ぐ為に、いろいろな地域の和菓子を食べ歩いていた事で、建築に興味を持った事も興味深かったですね!
最後までお読みいただきありがとうございました。