江戸時代から200年続く染色工房の6代目当主となった、染色家・吉岡更紗さん。
家を継ぐのは長男というのが昔は当たり前だったので、女性が当主とは現代でも珍しいような気がしますよね。
吉岡更紗さんに男兄弟はいないのか気になりますよね。
そこでこちらの記事では、染色家・吉岡更紗さんに兄弟はいるのかと併せて、父親・母親についても調査してみました。
吉岡更紗(染色家)に兄弟はいる？
間違えて朝アップした記事を消しちゃいました。本日発売の「AERA」〈現代の肖像〉で、京都の「染司よしおか」の六代目・吉岡更紗さんを書かせていただいております。実は2000年にお父様の吉岡幸雄さんもこの企画で執筆。二代にわたる天然素材を天然染料で染める仕事と〈人〉の奥深さをご覧ください。 pic.twitter.com/9fwZLhApPg
— 千葉望 (@cnozomi) August 1, 2022
吉岡更紗さんには、お姉さんが2人います。
吉岡更紗さんのお姉さんたちは一般人のようで、名前や顔画像などは公表されていません。
2人のお姉さんは染司よしおかを継ぐ気がなかったため、吉岡更紗さんは「家業を継ぐのは、自分しかいない」と思ったそうです。
父親の幸雄さんも、娘さんたちに跡継ぎになるよう強要したことはなかったんだとか…。
「生半可な気持ちでやってほしくない」という気持ちもあったのではないでしょうか。
吉岡更紗(染色家)の父親はどんな人？
[明日から開催] 染織史家・吉岡幸雄の回顧展が細見美術館で - 再現衣裳や染織遺品などから探る“日本の色” - https://t.co/OTIy6ZYAeJ pic.twitter.com/Ew1RMXT7RJ
— Fashion Press (@fashionpressnet) January 3, 2021
吉岡更紗さんの父親である吉岡幸雄さんは1946年4月2日、京都府京都市生まれ。
早稲田大学第一文学部を卒業しています。
染司よしおかの5代目当主で、美術関連の書籍を扱う紫紅社の代表も務めました。
染司よしおか五代目・吉岡幸雄さんと橋本さん。
2019年、工房を取材させていただいたときの写真です。 pic.twitter.com/OOsVsPvYRX— 橋本麻里『かざる日本』公式 (@kazaru_nihon) December 18, 2021
東大寺や薬師寺の文化財の復元に尽力し、講演や執筆活動もしていたそうです。
吉岡幸雄さんは、大学卒業後に京都に戻り、自身の父親・常雄さんの紹介で光村推古書院にアルバイトで入社。
しかし、社内で上手く立ち回れず会社勤めが向いていないと感じていました。
その後も幸雄さんはパソコンの扱いが出来ず、講演などでは吉岡更紗さんが同行。
吉岡更紗さんに対しては気恥ずかしさもあり、あまり褒め言葉をかけたことがなかったんだとか…。
仕事の方針や染色家としての美意識の違いから、意見が衝突することも多く、苦悩が絶えませんでした。
更に幸雄さんは競馬・骨董や食に対しても興味があり、多趣味。
吉岡更紗さんの次の世代は、血縁関係がない人でも構わないと語っていました。
そんか中、2017年12月末で病気や老齢を理由に引退。
亡くなる2日前から体調が思わしくなかったが、岐阜県恵那市での講演のために移動して夜はお酒を呑んで松茸を食べていました。
翌朝、体調が回復せず愛知県春日井市の病院へ搬送されたときには「もう少し早く病院へ来てくれていれば、助かったかもしれない」と医者から言われたそうです。
2019年9月30日に、享年73歳で心筋梗塞により亡くなりました。
日本の伝統色って本当に美しい…
吉岡幸雄の本は楽天市場で販売中！
吉岡更紗(染色家)の母親はどんな人？
【作品情報】
『#うつろいの時をまとう』https://t.co/Sg03BVdG43■4/22(土)～28(金) 14:35
■4/29(土)～5/5(金祝) 12:15
※4/30・5/4はバリアフリー日本語字幕付上映★4/22(土)14:35の回上映後 トークショー
登壇者：#吉岡更紗 さん（染織家・染司よしおか六代目）、#三宅流 監督@tokiwomatohu pic.twitter.com/IVXk7zF6Xg— 第七藝術劇場 (@7_gei) April 21, 2023
吉岡更紗さんの母親は、吉岡美津子さんといいます。
吉岡幸雄さんの親友の紹介で知り合い、結婚しました。
紹介してくれた吉岡幸雄さんの親友は、後に吉岡美津子さんの妹と結婚し、義理の兄弟にあたります。
工房の職人さんたちの賄いご飯を用意するなど、女将さん的存在でみんなを支えているんですね。
吉岡更紗(染色家)プロフィール
【4月30日放送】「情熱大陸」が染織家で、江戸時代から200年以上続く「染司よしおか」6代目の吉岡更紗を特集。 https://t.co/enXLf0YTvC pic.twitter.com/pYLXfhDMJM
— FASHIONSNAP (@fashionsnap) April 27, 2023
吉岡更紗さんのプロフィールをまとめてみました。
| 名前 | 吉岡更紗（よしおか さらさ） |
| 生年月日 | 1977年9月22日 |
| 年齢 | 45歳（2023年現在） |
| 出身地 | 京都府 |
吉岡更紗さんは家業について「誰かがやらなければならない仕事」と考えていました。
そのため、染色だけでなく糸や織ることについての知識が必要と感じたそうです。
師匠である父親・幸雄さんからの教えは「見る目を鍛えろ」
「口で教えて理解できるものではないことを学べ」という意味なのだろうと吉岡更紗さんは考えたんだとか…。
吉岡更紗さんが理想とする色は、澄んだ濁りのない色。
季節に合う色を意識しており、季節感を色で表すのが日本人の美意識と語っています。
生い立ちと経歴
映画『うつろいの時をまとう』4/22は大阪第七藝術劇場の初日、吉岡更紗さん（染織家・染司よしおか六代目）とトークを行ないました！平安時代、江戸時代、そして現代と吉岡さんの語りはその時代ごとの美意識の広がりから時代を貫いた洞察に満ちててとても知的で充実した時間を共有させて頂きました。 pic.twitter.com/CsbVEWOXsn
— 三宅流 (@nagarumiyake) April 24, 2023
吉岡幸雄さん・美津子さん夫妻の、三女として生まれる。
大学卒業後、イッセイミヤケの販売員として勤務。
その後、愛媛県伊予市にある野村シルク博物館で染色を学び、2008年から染司よしおかに戻り染色の仕事を始めます。
父親・吉岡幸雄さんとは違った現代的なセンスを持ち、化学染料は一切使わず、天然の染料のみで作品を仕上げていくのです。
2019年9月30日に父親・吉岡幸雄さんが心筋梗塞で亡くなったため、吉岡更紗さんが6代目当主として染司よしおかの跡を継ぎました。
意見が食い違うことは多かったようですが、吉岡更紗さんは父親・幸雄さんのことを父親としても師匠としても好きだったと語っています。
まとめ
染織家・染司よしおか6代目・吉岡更紗のプロフィールと本https://t.co/Y2I0TM7uY4#情熱大陸#染織家#染司よしおか #吉岡更紗 pic.twitter.com/G6YBvNERVE
— mogura (@idMogura) April 26, 2023
吉岡更紗さんの兄弟や父親・母親などの家族構成を紹介してきました。
まとめると以下のようになります。
吉岡更紗さんの兄弟は？
吉岡更紗さんは3姉妹の末っ子
吉岡更紗さんの父親はどんな人？
- 吉岡幸雄さんは1946年4月2日、京都府京都市生まれ
- 早稲田大学第一文学部を卒業
- 染司よしおかの5代目当主で、美術関連の書籍を扱う紫紅社の代表
- 東大寺や薬師寺の文化財の復元に尽力し、講演や執筆活動もしていた
- 娘の更紗さんとは仕事の方針や染色家としての美意識の違いから、苦悩が絶えなかった
- 2019年9月30日に、愛知県春日井市の病院で73歳で死去
吉岡更紗さんの母親はどんな人？
- 母親は、吉岡美津子さん
- 吉岡幸雄さんの親友の紹介で知り合い、結婚
- 工房の職人さんたちの賄いご飯を用意するなど、女将さん的存在
吉岡更紗さんのプロフィール
| 名前 | 吉岡更紗（よしおか さらさ） |
| 生年月日 | 1977年9月22日 |
| 年齢 | 45歳（2023年現在） |
| 出身地 | 京都府 |
吉岡更紗さんの生い立ち・経歴
- 吉岡幸雄さん・美津子さん夫妻の、三女
- 大学卒業後、イッセイミヤケの販売員として勤務
- 愛媛県伊予市にある野村シルク博物館で染色を学ぶ
- 2008年に染司よしおかに戻り、働き始めます
- 父親であり師匠である吉岡幸雄さんとは違った、現代的なセンスの持ち主
- 天然染料のみの染色にこだわっている
- 2019年に父親・幸雄さんが心筋梗塞で亡くなったため、染司よしおかの6代目当主となり工房を運営
吉岡更紗さんは伝統を大事にしつつ、これから染色家として新しい風を吹かしていくのではないでしょうか。
最後まで、お読みいただきありがとうございました。