映画『すずめの戸締まり』で閉じ師の呪文を全文知りたい!という声が多くあります。
閉じ師である草太が唱える呪文はどんな意味なのでしょうか。
こちらの記事では、『すずめの戸締まり』に出てくる閉じ師が唱える呪文の全文はどんな意味なのか、由来はどこの宗教なのかも含めてご紹介していきます!
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すずめの戸締まりで閉じ師の呪文の全文はどんな意味?
君に会えたから
#すずめの戸締まり pic.twitter.com/8PAGJdGNgd— しば🗝🚪🪑 (@sousuzusaikou) November 14, 2022
『すずめの戸締まり』で閉じ師が唱える呪文の全文の意味は、考察も入るのですがこちらです。
「言葉にするのも畏れ多きもぐらの神様よ。遠い先祖から代々私達が生まれ育ててもらってきた土地よ。長年使わせてもらってきた山や川よ。ここに敬意を持ってお返しさせていただきます。」
これだけでは難しいので、1つずつの呪文の言葉から全文の意味を見ていくと、
- かけまくもかしこき…漢字にすると、「掛介麻久母畏伎」となり、言葉にするのも畏れ多い、という意味
- 日見不(ひみず)の神…もぐらのような哺乳類の神
- 遠つ御祖(みおや)…遠い先祖
- 産土(うぶつち)よ…人間達が生まれた土地よ
- 久しく拝領(はいりょう)仕った(つかまつった)この山河…長年人間たちが使わせていただいている山や川
- かしこみかしこみ…言葉にするのも畏れ多い、神様への敬意
- お返し申す…お返し申し上げます
となります。
閉じ師の呪文の意味が難しい….と思われるかもしれませんが、閉じ師・草太の仕事の役割や意味を考えると繋がるのではないかと思います!
閉じ師・草太仕事内容は、災いを引き起こす元凶である後ろ戸(現世に繋がる扉)を閉じる仕事でしたよね。
常世には災いの元凶であるミミズが住んでいて、扉から現世に出てくると地震が起きてしまうので、扉を閉じなければなりません。
このため、扉を閉じるときの呪文をなるべく簡単に説明すると、「人間たちが長く使わせてもらってきた山や川などの自然の土地を、もぐらの神様へお返しします。なので、災いの元凶であるミミズを鎮めてだください」
という意味ではないかと考えられます。
(注:もぐらはミミズを食べる)
すずめの戸締まりで閉じ師の呪文全文は?
my favorite movies of all time are weathering with you and your name (and a silent voice). i can’t wait to see this next year ^^ #すずめの戸締まり pic.twitter.com/is0NMPRdXA
— (@pbnette) November 13, 2022
『すずめの戸締まり』で閉じ師である宗像草太が唱える呪文の全文はこちらです。
かけまくもかしこき日見不(ひみず)の神よ
遠(とお)つ御祖(みおや)の産土(うぶつち)よ
久しく拝領(はいりょう)仕った(つかまつった)この山河(やまかわ)
かしこみかしこみ謹んでお返し申す
になります。
(注:最後の「お返し申す」は、鈴芽では「お返しします」)
小説でじっくり読んでみるのもオススメです!
なぜミミズが災いを起こすの?
ミミズが出て来てた線路
線路#すずめの戸締まり #聖地巡礼 pic.twitter.com/OfHtBRbLtg— アストラル (@fragments_sue) November 13, 2022
ミミズが災いを起こす理由は、『人間たちに復讐をするため』ではないかと考えられます。
『すずめの戸締まり』の映画内でミミズが出てくるのは、必ず「廃墟にある後ろ戸」でした。
そのため、かつては栄えていて人間たちで賑わっていた土地が、今となってはもう誰からも見向きもされずにないがしろにされ、廃墟となって見捨てられてしまった…。
そんな廃墟が立つ土地の神様の怨念が、土の中に住むミミズに乗り移って人間たちに復讐をしようとしているのではないかと考えられます。
閉じ師が後ろ戸を閉める前に、その土地に住む人々に想いを聞いていたのは、ないがしろにされて人間に恨みを持っているミミズ(に乗り移った神様)に、「いまでもその土地には感謝をしている。決して忘れて見捨ててしまったわけではない」ということを伝えて、少しでもその土地の神様の怨念を鎮めるるためではないでしょうか。
すずめの戸締まりで閉じ師の呪文の全文の由来はどこの宗教?
芹澤朋也くんに、草太さんとドライブしながら説教打ったり小言言って欲しいファンアートです#すずめの戸締まり pic.twitter.com/YYkAQFOWyA
— NU@お仕事募集中 (@dndnknkn) November 12, 2022
『すずめの戸締まり』で閉じ師が唱える呪文の由来は、特定の宗教が由来ではありません。
閉じ師の呪文の由来は恐らく、神道の「祝詞奏上(のりとそうじょう)」が元になっているのではないかと考えられます。
「祝詞奏上(のりとそうじょう)」とは、地鎮祭などで、その土地に建物を建てることを神様にお伝えし、建築時の工事の安全を祈るための言葉になります。
草太は閉じ師として土地を神様に返す、という役割を担っていることから、地鎮祭で使われる言葉が由来になっているのは辻褄が合いますね。
「神道」とは、日本で生まれた民族宗教で、古代の神々(八百万の神々)や皇族を信仰するというもの。
神道は、お寺が信仰する仏教などの宗教とは異なるので、『すずめの戸締まり』で閉じ師が唱える呪文は、特定の宗教からくるものではなさそうです。
まとめ
『すずめの戸締まり』、完成いたしました! 力を尽くしてくださった皆さま、応援してくれていた方々、本当にありがとうございました。きっと楽しんでいただける映画になっているはずです。たくさん観ていただけますように! pic.twitter.com/2XE0SLkrMq
— 新海誠 (@shinkaimakoto) October 21, 2022
こちらの記事では、『すずめの戸締まり』で閉じ師の呪文を全文の意味をご紹介してきました。
なかなか映画内で全て聞き取るのは難しいですもんね。
また、『すずめの戸締まり』の閉じ師が唱える呪文全文の由来やどこの宗教なのかもご紹介してきました。
こうして見ると、『すずめの戸締まり』はかなり奥が深いですね。
最後まで読んでいただきありがとうございました。