インドの鬼ごっこのようなスポーツであるカバディ。
「カバディ カバディ」の掛け声が最大の特徴ですが、試合を見た観客からは掛け声(キャント)が聞こえないということで、カバディでキャント(掛け声)が聞こえないのはルール的にいいのでしょうか。
また、なぜカバディではキャント(掛け声)が必要なのか由来や歴史も気になるところ…。
こちらの記事では、カバディのキャントが聞こえないのはいいのか、キャントの起源について調べてみました。
カバディでキャントが聞こえないのはOK?
杭州アジア大会に来ました!
頑張ります🔥🔥🔥#カバディ#TEAMJAPAN #アジア大会 pic.twitter.com/lQb5W7xtlc— 荒竹大輝 (@DaikiaraTake828) September 28, 2023
カバディでキャントが聞こえないのはNGです。
レイダー(鬼役)は「カバディ カバディ」とキャントしながらアンティ(守備側の選手)にタッチした分だけ得点になります。
ただし、タッチしただけでは得点にはなりません。
キャントしながらアンティにタッチして、レイダーは自陣に戻るという一連の流れが成功しなければ得点は入らないのです。
ですが、カバディでのキャントは、大声で叫ぶ必要はなく審判に聞こえる程度の声でOKなんだとか…。
思ったよりも掛け声が小さいため、観客には聞こえず「カバディ」と言ってないと感じるようです。
違反するとどうなる?
攻撃者(レイダー)は1人、カバディと唱え続ける(キャント)間だけ守備側のコートに入れる。 pic.twitter.com/59iKknFo
— きのこさん (@TTkinoko39) July 15, 2012
「カバディ カバディ」とキャントを唱えない、聞こえづらい、明らかな息継ぎをした場合は、キャントアウトとなります。
レイダーはシッティングブロックで待機し、相手チームに1点入ります。
アンティがレイダーの口をふさぎ、キャントを妨害するのも違反行為です。
カバディでキャントはなぜ言い続けるの?
こちらカバディコートのない大阪でキャントするカバディ部員たちです pic.twitter.com/7lsVdNtSQp
— なな白 (@nanashiro_m) July 17, 2021
「カバディ」と無心に言い続けることで平常心を維持し、心身の一体化を図るためです。
「カバディ」という言葉自体には意味がなく、マントラと呼ばれるインド古来の心を落ち着かせるための短い言葉。
カバディがスポーツとなってからはルール上そうなっているだけであって、カバディと言わないカバディはカバディではないという認識のようですね!
カバディはキャントが最大の特徴なので、「カバディ カバディ」の掛け声がないと何のスポーツか分からないからと考えられています。
キャントのルールの起源は?
カバディをするフェ様。 pic.twitter.com/OP2VC6RwNW
— ひよひよのひ 本好き垢 (@rgiDyC5OkCtzxvC) September 29, 2023
カバディは元々、狩猟の際に複数で獲物を取り囲み、掛け声をかけながら捕らえる手法から発展したスポーツ。
キャントは武器を使わずに、獣との攻防をするための掛け声でした。
それがスポーツとなってからも、掛け声の名残が残っているからです。
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まとめ
この前の大会の動画を観てるけど、タックルされて抑え込まれても四肢を使って自陣に戻る、やっぱ手足長い(リーチ)のは、リスク伴うとはいえ、強みだよなあ🤔
そしてやっぱりキャントは聞こえないw
第13回東日本カバディ選手権大会
Lapis Lazuli vs 上方ManGunners https://t.co/PcKii3kFiW pic.twitter.com/fBGJS1vCjJ— ♇@PROBA (@mother_comet) September 23, 2019
こちらの記事では、カバディのキャントが聞こえないと言われている理由について紹介してきました。
まとめると以下のようになります。
- カバディでキャントが聞こえないのはNG(ただし、声のトーンは審判に聞こえる程度でOK)
- 「カバディ カバディ」とキャントを唱えない、聞こえづらい、明らかな息継ぎをした場合は、キャントアウトとなり相手に得点が入る
- 元々は「カバディ」と無心に言い続けることで平常心を維持し、心身の一体化を図るためだが、スポーツとなってからは、ルール上そうなっているだけ
- キャントは元々、狩猟の際の掛け声が起源で、それがスポーツに発展してからも名残が残っている
カバディって「カバディ カバディ」と大声で言っているイメージがあったので、そうではないと分かったのが意外でしたね!
最後まで、お読みいただきありがとうございました。